お盆明けくらいから、魚売り場に秋鮭といっしょに生筋子が並ぶようになります。
これを買ってきて、いくらの醤油漬けを自作しましょう。
完成品を買うより安く済みますし、冷凍しておけば正月料理にも使えます。
生筋子をほぐす
いくらの醤油漬けを作る第一関門はどうやってほぐすか!です。
お湯でほぐすのが一番
まずは、新鮮な生筋子を買ってきます。
まぁ、これが結構いいお値段だったりします。
でも、完成品の醤油漬けを買うよりは安い!ってことで納得。

さて、本題の生筋子のほぐし方です。
ネットを調べるといろんなやり方が出てきます。
- 冷水に浸けながらほぐす
- お湯に浸けながらほぐす
- 網の上でしごいてほぐす
- 網の代わりにバドミントンラケットを使う
いくらの醤油漬けを自分で作り始めて5年ほどで、これらの方法は全部やったことがあります。
- 冷水・・・やってみるとなかなかほぐれない
- お湯・・・良い感じでほぐれる
- 網・・・これもまぁまぁいけます
- バドミントンラケット・・・金網よりいいですが、ラケットの柄が邪魔
この中で一番良かったのは「お湯に浸けてほぐす」です。
お湯に浸けながらほぐす方法
50℃の塩水を使う
ほぐすときに45℃くらいになるのがちょうど良くて、50℃のお湯に筋子を入れると温度が下がって45℃くらいになるのを狙います。
大きめのボウルに50℃くらいのお湯をため、1%くらいの塩を入れて混ぜます。
たとえば、2リットルの水なら20gの塩を入れます。
ここに生筋子を浸けて優しくほぐしていきます。
この時やけどしないように注意です。
手を入れられないくらい熱かったら、水を足してください。
生筋子の袋やいくらの粒どうしをつないでいる筋が、熱で柔らかくなって徐々にほぐれていきます。
お湯で温かくなったところからほぐれていく感じなので、焦って冷たい状態のところを無理してはがそうとしないほうが良いです。
全部ほぐれたら一度ざるに上げます。
筋子の袋は捨てましょう。
冷たい塩水で仕上げる。
空いたボウルをざっと洗って水をため(お湯ではありません)、もう一回1%くらいの塩を入れて混ぜます。
ここにざるに上げたいくらを戻し、取り切れていない袋や筋の残骸を取っていきます。
できるだけ取ったら浮いているごみを流すように水をすて、またざるに上げます。
これを2~3回繰り返して、最後にざるに上げて水を切ります。
調味液に浸ける
きれいになったいくらを保存ビンに入れて、調味液を注ぎます。
調味液
私はいつも、かえし1:酒1の割合でビンに注ぎます。
かえしについては以下を参考にしてください。
作っておくと便利ですよ。
- 砂糖醤油(醤油100ml + 砂糖20gの割合)1:酒1
- 醤油1:みりん1
でも良いですね。
売っている生筋子に調味液が付いている場合は、それを使うのが一番かんたん。
いくらが調味液をたくさん吸ってパンパンに大きくなるので、調味液はひたひたよりも2割くらい多めに入れましょう。
作業後はふたをして冷蔵庫に入れましょう。


翌日以降、できるだけ早めに食べましょう。
冷凍保存して、正月料理に使うのもいいですね。
ひとこと
完成品を買うよりは安く上がりますが、それでも結構高いですね。
でもおいしいので、毎年作っています。
旬の期間は短いです。
スーパーで見かけたらぜひ買って帰ってチャレンジしてみてください。
追記
2回目以降のようすもアップしました!
今が旬!生筋子の簡単なほぐし方&いくらの醤油漬けの作り方 ~ 2019年版
旬の終盤?!筋子でいくらの醤油漬けを作ったよ。【簡単なほぐし方】