お金を増やす

しくみを理解することが重要 ~ 「生命保険はヒドい。騙しだ」から

副島隆彦氏の「生命保険はヒドい。騙しだ」です。

なんともスゴイ題名ですね。

ご自身の生命保険の理不尽さに気づき、勉強し、担当者と交渉し、ということが生々しく書かれています。

数時間で一気に読めます。

生命保険はヒドい。騙しだ

私は入ってません ^^;

私自身は、生命保険には一切入らずに、都民共済(月1000円 × 夫婦2人)と所得補償保険(月7000円)のみで、アラフィフまでやってきました。

月に1万円かかっていません。

著者である副島氏は、5,000万円の生命保険に入っていて、毎月56,000円を25年間支払ってきたそうです。

単純に思いましたが、生命保険ってやっぱり高いですね・・・・。

生命保険の構成


本書を読み始めたところでこんなツィートをしました。

そこでも紹介したのですが、序章の「騙しの手口はこの2つにある」に出てくる図。これがすべてではないでしょうか。

生命保険保険の主契約と特約生命保険保険の主契約と特約について(本書の序章から)

なるほど~、こうなってるのか・・・。分かりやすくていい図です。

主契約と定期特約

まず主契約があって、これを終身部分ともいうらしいです。

その周りに定期特約がたくさんひっついて、高額な保険を形成するという構図。

「いざと言う時のために」「補償を大きく」するために、定期特約をくっつけるのです。

たとえば、著者の5,000万円生命保険の場合だと

  • 主契約 100万円で
  • 定期特約 4,900万円
  • 合計 5,000万円

と言う契約だったそうで、これだと主契約部分が2%、特約部分が98%、ですね・・・。

保険の転換

この定期特約部分は、例えば10年ごとくらいで「転換」という、いわゆる「保険の見直し」が入ります。(なので定期と言います。)

何をやるかというと・・・・

  • これまでの定期保険をチャラにして組み替える。
  • 新しい定期特約をくっつけて再スタートする。

ここで特約の積立部分を一回リセットし、これまでの特約の下取り価格を次の新しい特約保険代に充当して、「お得ですよ」と言うのだそうです。

この転換のたびに、契約者は損をする(生保会社側が得をする)仕組みになっているのだとか。

どれくらいお亡くなりになるのか?!

著者の副島氏は、厚生労働省の統計データを示して、65歳で100人にひとりしか死なない。と主張されています。

間違ってはいないのですが、生命保険を契約してから65歳までに亡くなる方がひとりだけ、ということではないので注意が必要でしょう。

第5章から65歳で、100人にひとりが亡くなる。(本書の第5章から)

同じく厚生労働省の統計データに寿命中位数等生命表上の生存状況というのがあります。

厚生労働省の「寿命中位数等生命表上の生存状況」厚生労働省の「寿命中位数等生命表上の生存状況」から。平成29年のデータです。

平成29年のデータを見ると、40歳男性の生存率が98.3%、65歳男性だと89.4%、です。

100人生まれて、40歳で98.3人になり、65歳で89.4人になる。(生まれ年が違うとかありますが、ここでは置いておきましょう。)

ということで、例えば40歳で契約して65歳までにお亡くなりになる確率は約9.5%です。

25歳とかのデータが無いのですが、40歳で98.3%だし大差ないでしょう。要するに、成人してから65歳までにお亡くなりになる確率はだいたい10%だ、でよろしいかと。

体験談がおもしろい

本書では、著者が日本生命の本社ビルまで乗り込んで、担当者とわーわーやりとりしたようすが書かれています。

すごいというか、なんと言うか・・・、結構おもしろい、興味深いです。^^

大きなところでダマされないことが重要 ~ 「傷だらけの人生」からもそうでしたが、そこまで書くの?みたいな実体験報告は、ついつい惹きこまれてしまいます。

ひとこと

冒頭でも言いましたが、私自身は生命保険に入ってません。

この話を知人や友人にすると、まぁめったにそんなこと話題にしないんですが、

  • 「珍しいことやっていますね。」
  • 「それで良いんですか?」
  • 「よく奥さんが許してくれますね。」

という反応が返ってくることが多いです。

大多数の人は生命保険に入っているし、入るのがアタリマエなのでしょう。

定期的な「保険の見直し・転換」の際には十分注意しましょう。

ところで本書の第1章に”「生命保険は葬式代とマンション墓地代にする」時代だ。”ということが書いてあります。

そうか、なるほど・・・。これは検討する余地はあるかな。と思いました。