一眼レフの、デジタルカメラとフィルムカメラで写真の写りを比較してみました。
フィルムカメラっぽい色合いって、フィルムが劣化して色あせているってことだと思っていたのですが、どうやら違うみたいです。
実際に、フィルムカメラの写真はフィルムカメラっぽい色合いでした。
デジタル一眼とフィルム一眼の写りの違い
今回使ったカメラです。
- Canon EOS 80D + EF-S 18-135mm
- Canon AE-1 + FD 50㎜
EOS 80D と AE-1

EOS 80D は、2019年の秋にカメラのキタムラ買った中古です。
AE-1は、確か30年以上前から持っていて、もう20年近く使ってなかったものを最近復活させました。
ではいってみましょう。
まずは、屋外の写真です。
チューリップ
EOS 80D(デジタルカメラ)

AE-1(フィルムカメラ)

うーん、なんだかノスタルジーって感じでしょうか。
紫色のもみじ
EOS 80D(デジタルカメラ)

AE-1(フィルムカメラ)

うーん、やっぱり色合いがノスタルジックというか、フィルムっぽい感じになりますね。
次は、屋内でキーボードを撮ってみました。
キーボード
EOS 80D(デジタルカメラ)

AE-1(フィルムカメラ)

この2枚は、できるだけ同じ条件になるようにと思って、シャッター速度と露出を合わせてみました。
ただ、EOS 80D は APS-C という小さいセンサのカメラなので、シャッタースピードと絞りの値を合わせても、同じ条件とは言えないかもしれません。
APS-C というのは、フィルムの代わりになっているセンサ(撮像素子)の種類の1つです。
20年ぶりにフィルムカメラを使ってみて
超久しぶりにフィルムカメラを使いましたが、いろいろとまどうこともありました。
写したあとで液晶画面を見ようとする
シャッターを切って、ぱっとカメラの後ろ(通常のデジカメで液晶画面があるところ)を見てしまいますね。
もちろん、何の画面も無いんですけどね。(笑)
フィルムを巻き忘れる
1枚撮ったら、フィルムを巻かないと次の写真撮れないんですよね。
ついつい巻き上げを忘れていてシャッター切れない、なんてことがありました。

オートフォーカスがない
ピントは、マニュアルで合わせる必要があります。
シャッターボタンを半押しで何かができる、なんてのもありません。
何回か、ついついシャッターボタンを半押ししようとして、「カシャ」っとシャッターが切れてしまいました・・・。
ホワイトバランスがない
フィルムカメラには、ホワイトバランスがないです。
色合いは、使っているフィルムで決まる!のだと思います。
もしかしたら、現像するときに少しは調整できるのかもしれませんが、詳しく知らないです。(^^;
今回 AE-1 で使ったフィルムはこちらです。

現像は面倒くさいしお金もかかる
現像は、今となっては面倒くさいですね。
なんといっても、フィルムを現像してもらえるお店に渡さないといけない。
実際に行くか、フィルムをお店に送付する必要があります。
今回は、楽天にあるネットのお店「桜カメラ」というところにお願いしました。
フィルムを送ると、ネガ・写真・データ入り CD-ROM が送られてきてとても便利です。
なお、店にもよりますが現像にはだいたい 1,000~2,000円くらいのお金が必要です。
フィルム代も必要だし、なんというかフィルムカメラ撮影というのは、それなりにお金がかかる趣味なんだなぁ、と思っちゃいました。

とはいえ・・・
面倒くさいとはいえ、現像に出して写真とネガが届いたときのワクワク感というか、楽しみ感はとてもいいです!
フィルムっぽい色合いというのが実際にある
これまで、フィルムっぽい色合いというのは、プリントした写真の色合いがあせたもの(劣化したもの)なんだと思っていました。
が、違いましたね。
フィルムカメラで撮った写真自体の色が、そういう色合いを持っているようです。
ひとこと
フィルムカメラで撮影した写真は、独特の色合いでなかなか味がありますね。
でも、フィルム代と現像代が必要なんで、そうそうは使わないかな~。
とはいえ、現像に出して写真とネガが届いたときのワクワク感というか、楽しみ感はいいですね。
でもせっかく復活させたことだし、時々は使ってあげたいです!