プランター菜園の水やりって、タイミングや水の量など、結構難しい・・・。
そして夏になると、ちょっと油断しただけで植えてる野菜たちが「しなしな」になってしまいます。
最近は貯水ができるプランターをちらほら見かけますが、貯水槽から自動で底面給水できる、ちょっと凝りすぎな底面給水プランターを自作してみました。
底面給水プランターを自作してみた
貯水槽からプランターに自動で底面給水できるプランターを作ってみましょう。
底面給水プランター
最近ホームセンターや園芸ショップで、底面給水(貯水)ができるプランターをよく見るようになりました。
プランターの底に貯水部があって水を貯められるようになっています。
植物が必要なだけ吸水することができて良く育つし、毎日水やりしなくて良いし、で人気があるみたい。
それでも・・・
- 真夏だとやっぱりすぐ水がなくなりそう
- 貯水できる構造のため背が高くなりがち
- もしかしてボウフラが湧いてしまうのでは?
なんて心配が残ります。

自作してみました
ということで、ちょっと凝りすぎ感のある”底面給水プランター”を自作しました。
底面給水プランターにチャレンジするヒントになったサイトです。
京都グリーンファームの”簡易自動給水容器”(追記:サイトがなくなってしまったようです。)
工作のヒントになったサイトです。
水耕栽培装置自作教室
使ったプランターは、アイリスオーヤマの「支柱の倒れにくいプランター」です。
穴あけと塩ビ部品の取り付け
ホースを接続するため、22㎜の座ぐりカッターを使って穴を空けます。
TS13という規格の塩ビパイプの部品を使って、外部と接続できるようにします。

内側にTSバルブ用ソケット(TS13VS)、外側にTS水栓ソケット(TS13WS)を使います。
ホームセンターに行って実際にお互いをねじ込んで、できるだけ深くねじ込める組み合わせのものを買いましょう。(でないと、プランターにしっかり取り付けができないかも。)
21㎜のOリングを使って、水漏れ対策も行います。

すのこをセットします。なお、すのこに排水穴をふさぐ栓が付いているので、取り外しておきましょう。
が、この時に底に溜まった水がすのこ上部の土に伝わるように、給水タオル(100円ショップのマイクロファイバータオル)を使って、上下に水が伝わるようにします。

このプランターには、排水穴が2つあいています。
貯水できるようにするため、下側の穴をふさぎます。(すのこに栓が付いていますので、取り外して使います。)
上側の穴は、雨天時の排水用としてあけたままにしておきます。
取り付けたTS水栓ソケットに、15㎜のホースを差し込むと、水漏れなく良い感じでつながりました。

水位決めの小水槽と貯水タンク
外部の貯水タンクは40リットルのゴミ箱を使います。これにカクダイのミニ取り出しを取り付けて、外部の4㎜チューブと接続します。
40リットル貯水できるので、かなり水やりをさぼっても大丈夫です!
そこからいったん水位決め用の水槽を経由して、プランターに給水します。水位決めには、ミニフロートというものを使っています。
接続経路はこんな感じ。
[外部貯水タンク] → 黒い4㎜チューブ → [水位決め水槽] → 15㎜ホース → [プランター]

スイカを植えました。




ひとこと
ちょっと凝りすぎ感がありますが、自作の底面給水システムの紹介でした。
もともと水耕栽培も趣味でやっているので、その延長でやってみた感じです。
プランターで大玉スイカはなかなか難しく、今まで何度かやったことはありますが、まともにできたことがありません。
今回は”底面給水プランター”で成功するでしょうか?
収穫はお盆頃予定・・・・。うまくいけば。
(追記1)
途中までは結構良い感じで育ってたのですが、結局スイカは小さいのが2個だけ収穫できました。
大玉植えたつもりが小玉だったのか?!
なんだか結果はかなりイマイチでした・・・。
(追記2)
次は秋植えのえんどう豆栽培に使ってみます。